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2024年度
伊那市アート・デリバリー事業

2024年度も伊那市から委託を受け、再スタートいたしました。

伊那市アート・デリバリー事業は、文化芸術が持つ社会包摂機能を果たすためのひとつとして、高齢者福祉施設利用を対象に様々なアート・プログラムを実施し、高齢者の方々に喜びや感動などを提供する取り組みです。地域で活躍する指導者やアーティスト、パフォーマーが高齢者福祉施設を訪れ、公演、体験、鑑賞などの各アートプログラムを通じて高齢者の皆さんに楽しい時間を届けていますが、本事業はそれだけではありません。アートプログラムを通してどのようなリハビリ効果があるか、施設側と双方向の評価・検証を積み重ねているのが最大の特徴です。伊那市から委託を受けたNPO法人伊那芸術文化協会が主管として実施しています。

2024年度はディサービスセンター4施設、養護老人ホーム1施設、特別養護老人ホーム2施設、介護老人保健施設2施設を

対象に36プログラムを予定しています。

2023年度
伊那市アート・デリバリー事業

​本年度から伊那市委託事業となりました!

2023年度はデイサービスセンター3施設、養護老人ホーム1施設、特別養護老人ホーム2施設を対象に35プログラムを行いました。

利用者満足度、内容の質、興味・関心度の高さ、継続の必要性はいづれも高い評価が得られ、プログラムジャンルによる各効果の違いも明らかになりました。

アートは、その美しさや表現力だけでなく、心の癒しやリラックス効果をもたらすことができます。例えば、絵画や音楽を通じて、人々は日常の喧騒から離れて心を落ち着かせ、自己表現や共感を引かめることができます。さらに、アートは人々を結びつけ、コミュニケーションを円滑にする力を持っています。アートの制作や鑑賞を通じて、個々の感情や思考を共有し、他者との繋がりを深めることができます。近年の研究では、アートが脳の活性化や精神的な健康に良い影響を与えることが示されており、特に認知症のリハビリテーションにおいて有力であることがわかっています。音楽療法やアートセラピーなどのアートを活用したプログラムは、認知機能や言語能力の向上、認知症患者にとって新たなコミュニケーション手段を提供し、自己のアイデンティティーを維持する事にも役立ちます。

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「このホームページは2022年度日本郵便年賀寄付金の助成を受けて製作しました。」
高齢者福祉施設等の利用者の為の
アート・デリバリー事業

少子高齢化に伴い、平成27年の国勢調査では、長野県の老年人口割合が3割を超えるとともに、今後も人口減少が続く見通しである中で、文化芸術活動の参加者・鑑賞者等の減少・衰退が懸念されています。人生100年時代が到来する中で、学習期・引退期に限らず、生涯にわたって文化芸術に親しみ、楽しむことができる社会づくりが求められます。しかしながら大きな課題の一つとして、孤立や困難を抱えている高齢者や障がい者に対しても文化芸術に触れ合う機会を支援する社会づくりが求められる。本事業は文化芸術が持つ社会包摂機能を果たすためのモデルケースとして、高齢者福祉施設(デイサービス)等の利用者を対象に公演プログラムと体験プログラムを実施し、その効果を検証しながら地域行政へ本事業の拡大(高齢者・障がい者)も視野に入れた必要性を提案していきます。

 

<令和4年度実施予定>

対象施設:伊那市社会福祉協議会運営施設

・デイサービス3施設

・障がい者多機能型事業所1施設

実施予定プログラム

・体験:パステル画、生け花、茶道、フィットネス

・公演:フラメンコ、大正琴、箏曲、日本舞踊

・講座:写真

・鑑賞:信州の伝統芸能動画

以上、合計25プログラム

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